性感染症は適切な治療でこそ解決する!性感染症の種類と治療法をご紹介

自分は大丈夫と思っていても、ちょっとした不注意で性感染症になってしまうことがあります。初期段階で治療を受ければ短期間で完治させることができると考えられますが、症状に気付かず発見が遅れると、いつの間にか症状が悪化しているということもあるでしょう。

私ども大阪梅田中央クリニックではプライバシーを重視し、性感染症に感染してしまった患者さまの立場に立って丁寧に治療をおこないます。性感染症に感染した、あるいはその疑いがある方は、ぜひ、当院にご相談ください。

性感染症の種類

それではまず、主だった性感染症の種類と原因、それぞれ症状についてご紹介します。

淋菌・淋病(尿道炎)

淋菌によって感染する性感染症です。その原因は性行為やオーラルセックスで、数日間の潜伏があります。

その症状で最もわかりやすいのが尿道からの白色または黄色い膿です。これに伴って、精巣の腫れや残尿感、尿道の痒みといった症状が現れることがあります。

クラミジア菌(尿道炎)

クラミジアトラコマチス菌によって感染します。性行為で感染し、日本国内で最も発症率が高いと考えられている性感染症です。こちらは、困ったことに初期症状がほとんど現れないという特徴があります。

また、この性感染症も尿道から膿が出ますが、淋病とは異なった透明の膿が出ることが多いようです。それに伴って残尿感や尿道の痒みなどの症状が現れることがあります。

ヘルペス

性器ヘルペスウイルスによって感染する性感染症です。性行為が主な原因となって感染します。

この性感染症もまた潜伏期間があり、初期症状はわかりにくいのが特徴です。一方、ひとたび症状が現れると、性器や性器周辺に赤いブツブツができたり、性器に強い痛みを感じるようになったります。

さらに、脚の付け根部分のリンパ節が腫れたり、38℃以上の高熱が出ることもあるでしょう。

尖圭コンジローマ・伝染性軟属腫

ヒトパピローマウイルスによって感染します。この性感染症も性行為によって感染しますが、発症するまでは1カ月程度、潜伏期間は尖圭コンジロームが最長6カ月前後、伝染症軟属腫は2カ月前後と非常に長いのが特徴です。

この性感染症は性器や下腹部にイボ状のできものができますが、その形状はカリフラワー状または乳頭状に分類されています。

性感染症の診断と治療方法

それでは次に、性感染症を発症した際の治療法をご紹介しましょう。

血液・尿検査

性感染症に感染していると思われるときには、7項目の中から1項目または複数項目を選択した血液や尿検査をおこないます。この検査は各項目によって料金が異なる場合があるので、お問い合わせください。

注射・内服薬治療

淋菌・淋病でおこなわれる治療です。症状の進行が早いという特徴があり、淋菌・淋病は抗生剤注射と内服薬治療の組み合わせをおすすめしております。また、クラミジア菌やヘルペスでは内服薬治療となるのが一般的です。

軟膏治療

包皮炎に適用される治療です。

電気分解治療

尖圭コンジローム・伝染症軟属腫に適用される治療です。伝染症軟属腫に関しては自然治癒することもあると考えられますが、早期に症状を改善したい場合は、電気メスによる切除治療が最も望ましいといえるでしょう。

性感染症は予防できます!

性感染症は、性行為に関する正しい知識を持ち、不用意な行動を取らないことを心がければ、高い確率で防ぐことができます。自分に限って性感染症にかかるはずがないと思うのではなく、性行為時には性感染症予防策を心がけてくださいね。

まずはカウンセリングから

性感染症に感染すると、異性にばれたらまずい、恥ずかしいという思いが先行してしまうかもしれません。ですが、治療をしないまま性行為をおこなってしまうと、2次感染、3次感染と、どんどん被害が広がる可能性も考えられます。

基本的には、性感染症は簡単な治療で治ります。もし、性感染症に感染してしまった場合は、ぜひ当院のカウンセリングにお越しいただき、適切な治療をお受けください。※当院は自由診療となり、治療費は自費となります。