包茎手術ってどういうもの?方法や痛み、ダウンタイムについて
外科手術は、どのような種類であっても手術中には麻酔が施されますので、痛みを感じることなく受けることができます。問題は、麻酔の効力が失せてから、回復に向かうまでの期間(ダウンタイム)の痛みです。
包茎手術は局所麻酔が一般的とされており、手術終了から約1時間半は、麻酔が効いている状態が続きます。そして、麻酔が切れた直後から迎えるダウンタイムは、数週間続くものです。
それでは、包茎手術の種類とダウンタイムについて解説します。
包茎手術の種類
それではまず、包茎手術の種類をご紹介します。
亀頭直下埋没法
手術痕が目立ちにくく失敗がほとんどないことから、多くの美容外科クリニックで採用されている方法です。
この方法は、余分な包皮を切除し、切除部分の上側と亀頭直下を縫合しますので、包茎手術にありがちなツートンカラーになる心配がないというメリットを持っています。
環状切除法
勃起時のペニスの大きさを基準として、余分な包皮を切除する方法です。この方法は極めてシンプルで簡単、しかも費用が安価である理由から、費用を極力抑えたい方におすすめできる方法となっています。
ですが、手術痕が残りやすいというデメリットがありますので、慎重に検討すべきでしょう。
クランプ法
クランプという手術用の器具を皮膚に挟み、包皮を切り取る方法です。この方法は手術時間が短く、また、出血も少ないことから以前では一般的な包茎治療法とされていました。
しかし、手術後にできた傷が硬く盛り上がるなどのトラブルによって、再手術が必要になる可能性があるため、現在ではあまり行われなくなっています。
根元固定法
包皮を下げて亀頭を露出させ、ペニスの根元部分を接着剤で固定する方法です。この方法は、メスを使用せずに治療することができるというメリットはあります。
しかし、仮性包茎のみに対応することができるため、真性包茎やカントン包茎には適さない治療法です。
包茎手術の痛みとダウンタイムについて
冒頭でも述べていますが、手術中には局所麻酔を使用しますので、痛みを感じることはありません。ただし、麻酔は注射で行われることが多いため、注射針の痛みについては覚悟しておく必要があります。
そして、さらに心配なのが手術後のダウンタイムでしょう。包茎手術後には、以下の経過を辿り、徐々に回復して行きます。
手術当日
麻酔が切れたあとには強い痛みが現れ始めます。医療機関では痛み止めが処方されますが、痛み止めを服用しても痛みは完全に消えません。
また、傷口は包帯で固定されており、シャワーを浴びることもできないでしょう。
2~3日後
痛みはありますが、3日目から包帯をしたままでシャワーを浴びることができます。
4~7日後
包帯を外してペニスを洗うことができますが、洗い終わったら再度清潔な包帯で傷口を保護しておく必要があります。
8日目以降
抜糸が必要な糸を使用した場合では、抜糸を行います。お風呂では湯船に浸かることができるようになります。手術後の痛みがまだ少し残っている可能性はありますが、ほぼ平常通りの生活を送ることができます。
ただし、性交渉は医師のGOサインが出たら解禁となりますので、この部分についてはきちんと守りましょう。
おおまかに、このような経過を辿ります。このダウンタイム中には、お風呂の問題のほか、排尿時に苦労するかもしれません。
また、包茎手術後は包皮がなくなっていますので、排尿時の勝手が異なると感じることがあります。排尿時は便器に腰かけ、ゆっくりと少しずつ尿を出すことを心がけましょう。
おわりに
包茎手術には興味があっても、痛みやダウンタイムの問題を考えると怖くて、一歩踏み出す勇気が出ないかもしれません。しかし、手術後から約2週間で普段通りの生活に戻れることを考えるのであれば、痛みやダウンタイムの問題は小さなものに感じられるのではないでしょうか?
包茎手術をお考えの方は、まずは美容外科クリニックでカウンセリングを受けてみて、手術について検討してみましょう。