若気の至りでは済まされない?!タトゥー(刺青)を入れる メリット ・デメリット
海外では、当たり前のようにタトゥーを入れる方が多いようですね。そして日本でも、気軽にタトゥーを入れる方が増えてきたように感じます。
ですが、タトゥーを入れる人が増えるのに対して、タトゥーを入れたことに後悔をしている方も多いのをご存知でしょうか。つまり、タトゥーを入れることは、ただの若気の至りでは済まされないことが多いようです。
そこで今回は、タトゥーの概要・メリット・デメリットについてまとめながら、「なぜタトゥーは若気の至りでは済まされないのか?」について、知っていきましょう。
タトゥー(刺青)について知ろう
ファッション感覚になっている「タトゥー」ですが、一体どのようなものなのかを詳しくご存知でしょうか?
そもそもタトゥーとは、針で皮膚を傷つけながらその部分にインクを染み込ませることによって、絵や文字を描く行為のことです。タトゥーにはさまざまな呼び名があり、「刺青(しせい)」・「入れ墨(いれずみ)」と呼ばれることがあります。
この呼名の違いは、単純に英語表現か日本語表現の違いだけです。呼び名は違っても、内容はすべて共通しています。
ただ、タトゥーの入れ方には2種類あり、機械彫りと手彫りの2つに分かれるのが大きな違いでしょう。現代では機械彫りが一般的です。
また、タトゥーを入れる仕組みは、皮膚に針を2ミリほど刺し、皮膚の奥にインクを染み込ませながら絵や文字を描きます。こうすることで、肌のターンオーバー(新陳代謝)に影響されずに、絵や文字を一生残すことができるのです。
また、皮膚の部位によっては、年月とともにタトゥー色が薄れることもありますが、一度タトゥー入れると完全に消えることはありません。したがって、タトゥーをいれる際は今後のことを考え、よく検討してからにしましょう。
タトゥー(刺青)のメリット・デメリット
一度入れると完全に消すことのできないタトゥーは、その他にどのようなデメリットがあるのでしょうか。また、反対にタトゥーにはどんなメリットがあるのか、改めて考えてみることにしました。
タトゥー(刺青)のメリット
1.自分だけの自己表現ができる
2.オシャレに見える
3.印象を与えられる
タトゥーを入れることで考えられるメリットは、上記のとおりです。やはりタトゥーは、ファッション的な意味合いや、人に与える印象に影響されることが多いと考えられます。
例えば、タトゥーといえば海外の有名人をイメージされる方も多いと思いますが、タトゥーを入れているとオシャレに見えたり、ドキッとしますよね。つまり、タトゥーのメリットはファッションや印象を強くするのに有効な手段です。
タトゥー(刺青)のデメリット
1.温泉、プールに入れない
2.エイズや肝炎のリスクがある
3.インクが身体に悪影響を及ぼす可能性がある
4.偏見や差別の対象になることもある
5.痛みがある
タトゥーのデメリットは上記のとおりです。皮膚に針を刺しながらインクを染み込ませるので、身体に良いとはいえません。衛生管理が整っていなければ、エイズや肝炎を発症するリスクもあります。
さらに、タトゥーに使用するインクには「重金属」が含まれていることがあり、肝機能の低下など身体に悪影響を及ぼす危険性も無視できません。重金属が含まれていないインクを使用すれば、このリスクは回避できるといわれていますが、インクを直接皮膚に染み込ませること自体、リスクがあります。
また、温泉やプールなどで、「刺青の方はお断り」と書かれた張り紙を見たことはないでしょうか?タトゥーを入れることで、偏見や差別の対象になることもあり、日常生活に支障が出ることは少なくないでしょう。
タトゥー除去ならクリニックに頼るのが確実
タトゥーはメリットよりも、デメリットの方に注目が集まります。個人の自由ではありますが、これからタトゥーを入れようと考えているのなら、今後の生活に大きな支障がでる可能性は高いでしょう。
すでにタトゥーを入れてしまい、消したいほど後悔しているなら、美容外科クリニックで行っている「タトゥー除去」が唯一の解決策です。
このタトゥー除去の方法は、大きく分けて2つあります。
1つめの方法は、「レーザー除去法」です。色素に反応するレーザーを使用し、熱でタトゥーの色素を破壊しながら徐々に薄くしていきます。
ただし、レーザーによってはタトゥーを消す効果が薄いのが難点です。また、レーザー除去法はタトゥーを薄くするために何度もくり返しレーザーを当てる必要があります。小さなタトゥーを消したい方にオススメな方法です。
2つめの方法は、「切除法」です。タトゥーの入った部分にメスを入れて切除し、縫い合わせることで完全にタトゥーを除去できます。
タトゥー除去の効果が高い方法なので、広範囲のタトゥーや色の濃いタトゥーにオススメな方法です。ただし、傷跡が残るリスクがあります。
詳しい費用については、タトゥーの大きさやクリニックによって前後しますので、正確な費用を知りたい場合はクリニックを受診して費用の見積もりを出してもらいましょう。
おわりに
タトゥーについて説明しながら、メリット・デメリットをまとめてきました。タトゥーにはメリットもありますが、エイズや肝炎のリスク・肝機能の低下・偏見や差別の対象になり日常生活に支障が出るなど、デメリットの方が多いのも事実です。
そして、すでにタトゥーを入れてしまい、消したいと後悔しているなら、解決できる唯一の方法は「タトゥー除去」しかありません。そして、タトゥー除去法はレーザー除去法と切除法の2つの方法が一般的です。
一度、お近くのクリニックに足を運び、カウンセリングを受けてみましょう!