男性がアンダーヘアを自力でキレイにするのは危険?起こってしまいがちな4つの肌トラブルについて
アンダーヘアはムレやニオイといった不快な症状の原因になるものです。特に男性は毛量が多く不衛生になりやすいため、カミソリやワックスなどで自己処理をしている方もいるでしょう。
しかし、間違った自己処理は、あらゆる肌トラブルの原因となってしまいます。そこで今回は、そんな間違った自己処理が引き起こす肌トラブルについて解説しますので、ぜひ参考にしてください。
アンダーヘアを自力で処理したときに起こる4つの肌トラブルについて
アンダーヘアの正しい処理方法について学ぶ機会はほとんどありません。そのため、多くの方がカミソリやハサミなどの身近なアイテムを使い、アンダーヘアの自己処理をおこなっています。
しかし、これらのアイテムを使用した自己処理は、時に肌トラブルを起こす原因となってしまうことがあるので注意が必要です。
1.カミソリを使用することによる色素沈着
カミソリで何度もムダ毛を剃っていると、皮膚に色素沈着が起こる場合があります。これはカミソリによって傷ついた皮膚を守るため、メラニンが過剰に生成されることが原因です。
メラニンは肌のターンオーバーによって排出され消えていきますが、正常なターンオーバーがおこなわれない場合、赤や茶色の色素沈着となって肌に残ってしまうことがあります。繰り返しカミソリを使用している方は、外的刺激によってメラニンが作られ続けるため、色素沈着が起こりやすいのです。
2.カミソリ負けにより肌荒れしてしまう
カミソリ負けとは、ムダ毛をカミソリで剃った後に、肌が炎症を起こしてしまう状態のことです。
カミソリの刃を肌に当てると、ムダ毛だけでなく角質層にも傷をつけてしまいます。この傷によって肌がかゆくなったり、ヒリヒリとした痛みに悩まされることになるわけです。
特にアンダーヘアのような毛が濃い部位は、無意識のうちに力を入れて剃ってしまいやすい箇所といえます。それゆえに、力を入れて深剃りをすると、角質層が削られ肌荒れを起こしやすくなってしまうのです。
また、切れ味の落ちたカミソリを使うと肌が傷つきやすくなるため、カミソリの刃はこまめに交換するようにしてください。
3.埋没毛を引き起こす
ワックスや毛抜きを使用すると、ムダ毛が根本から抜けるため、手触りがよくキレイに仕上がります。しかしワックスで無理やり引き抜く処理法は、埋没毛を引き起こすことがあるため注意が必要です。
埋没毛とは、皮膚の中で毛が育ってしまう状態のことを指します。ワックスや毛抜きなどで強引にムダ毛を抜くと、傷ついた肌を修復しようと角質層が毛穴を塞ぎます。すると毛が表面に出てこられなくなり、皮膚の中で成長し埋没毛となってしまうのです。
埋没毛は無理やり処理しようとすると肌を傷つけてしまうことが多いため、基本的には自然に皮膚から出て来るのを待つしかありません。しかし、埋没毛は皮膚から出てこないことがあります。
そして、「いつか出てくるだろう」と考え、この状態で放置すると肌が炎症を起こしてしまうがあり、肌トラブルの原因にもなるため、可能なかぎり早めにケアしたほうが得策です。また、埋没毛になると皮膚の下に生えた毛が剃り残しのように見えてしまうほか、伸びる際にかゆみを感じることがあります。
4.かゆみや痛みが起こる
カミソリやハサミでカットすると、毛の断面が尖り、チクチクとした手触りになってしまいます。特にVIOの太い毛は断面が鋭利になりやすく、尖った毛先が陰部に当たり、かゆみや痛みを感じやすいです。
毛の断面が鋭利になるのを防ぐには、毛先を丸くカットできるヒートカッターが有効です。しかしヒートカッターは商品によって効果に差が出やすく、ハサミのようにまとめて処理することができません。
アンダーヘア周辺の肌はデリケート
アンダーヘア周辺の肌はとてもデリケートです。敏感肌の方はもちろん、肌が強い方でも繰り返し処理をおこなうことで荒れやすくなる場合があります。
自己処理をする際には、毛が抜けやすいように蒸しタオルなどで温め毛穴を開かせるようにしましょう。また、入浴後は肌が軟らかくなり毛が抜けやすくなるため、入浴後のムダ毛処理がおすすめです。
刺激の強いワックスや毛抜きの使用は控え、電気シェーバーを使用するようにしましょう。事前にハサミで短くカットしておくことでスムーズに剃ることができます。
VIO脱毛は医療機関に任せた方が安心
アンダーヘアの自己処理は、何かとトラブルにつながりやすいものです。自己処理によるトラブルを防ぐためには、医療機関で脱毛をおこなうのがよいでしょう。
男性専門の脱毛サロンもありますが、サロンの脱毛は効果が出づらく、ムダ毛が薄くなるまでに長い時間がかかります。一方クリニックでは医療レーザーを採用しており、強い出力で照射できるため比較的早い段階で変化が現れやすいです。
また、医療資格を持つスタッフのカウンセリングを受けることができるため安心ですし、痛みを軽減する麻酔の処置をしてもらうこともできます。デリケートな部分だからこそ、安心して任せられる医療機関での脱毛を選びたいですね。
おわりに
毛深い方が男らしいといわれていたのは過去のことです。現在は肌がキレイで清潔感のある男性が好まれる傾向にあります。それは顔や腕など見える部分だけでなく、普段は隠れているアンダーヘアにも当てはまるでしょう。
アンダーヘアが濃く悩んでいる方、自己処理で肌が荒れてしまう方などは、男性のVIO脱毛をおこなっている医療機関で相談してみてくださいね。