水を使わないドライシャンプーは薄毛防止に役立つ?その詳細について解説
薄毛が気になる年齢になってきたため、様々な薄毛予防アイテムを試しているという方もおられることと思います。薄毛予防のために見直したいのがシャンプーです。自分に合ったシャンプーを正しく使うことで、間違ったシャンプーによる薄毛を防ぐことにつながるでしょう。
一方、シャンプーといえば、濡れた髪につけて泡立てて使うものが一般的に用いられていますが、実は水を使わずに洗えるシャンプーも存在します。では、このような普段使わないシャンプーは薄毛に効果があるのでしょうか。
ここでは、水を使わないドライシャンプーは薄毛防止に役立つのかどうかについてご紹介します。
ドライシャンプーとは
ドライシャンプーは、元々は自分で髪を洗えない寝たきりの方や、災害などによって水が使えない状況にある方のために開発されたシャンプーです。
髪や頭皮についた汚れや皮脂などを取り除けるように、エタノール主体の界面活性剤が含まれています。ムースやミスト、化粧水など様々なタイプのドライシャンプーがあるので、用途に合わせて選びましょう。
使い方は、頭皮と髪にドライシャンプーをつけて洗った後にタオルなどでふき取るという方法が一般的です。ただし、商品によって使い方が異なるので、説明書の指示に従いましょう。
ドライシャンプーで薄毛は防げる?
ドライシャンプーは、基本的に水が出る環境にいる方は使う必要がありません。ドライシャンプーだから一般的なシャンプーよりも高い効果が期待でき、頭皮環境が改善されるといったことはないためです。風邪をひいた、ケガをしたときなど、入浴できない場合に使いましょう。
ドライシャンプーだから薄毛を予防できる訳ではありませんが、頭皮を清潔な状態に保つことで、結果的に薄毛のリスクを減らせる可能性はあります。ただし、1日入浴しなかったからと言って薄毛になることはないでしょう。
また、ドライシャンプーは、毎日使うことを想定されていません。そのため、毎日ドライシャンプーばかり使っていると、いずれ頭皮環境が悪化して薄毛に繋がる可能性があります。
洗髪できなくて不快な気持ちになる、人に会うため洗髪だけはしておきたいといったときなど、限定的な場面で使うのがおすすめです。
洗い方や生活習慣の改善も大切
ドライシャンプーを使う場合は、爪で頭皮を刺激しないように注意が必要です。ドライシャンプーを使って髪を常に清潔にすることを心がけていても、頭皮を傷つけてしまっては炎症の原因になります。
また、頭皮環境の悪化が薄毛の要因となるので、乾燥肌の方は保湿ローションなどでケアをしましょう。そして、頭皮の新陳代謝を高めるために良質な睡眠をとり、栄養バランスを考慮した食生活を心がけることをおすすめします。
中でも、薄毛の原因となる男性型脱毛症の抑制にも役立つとされるイソフラボンや亜鉛を意識的に摂ることが大切です。そして、頭皮や髪の原料となる良質なタンパク質を摂りましょう。
これらを含む食材は、肉類や魚類、大豆製品、牡蠣、レバー、しじみ、卵などです。なお、各種ビタミンも効果的なので、緑黄色野菜も意識するとよいでしょう。
また、睡眠不足は自律神経やホルモンバランスを乱し、頭皮の血行不良を招きます。せっかく摂取した栄養が十分に頭皮へ供給されなくなってしまうので、十分な睡眠を心がけましょう。
これらの他、紫外線や喫煙、過度のダイエット、髪や頭皮を触ることなどを避けることが大切です。
おわりに
ドライシャンプーは、薄毛予防のために使うものではありません。水を使えない状況で髪を洗いたいときにのみ使いましょう。
毎日のようにドライシャンプーだけで洗髪すると、頭皮環境が悪化する可能性があります。また、普段の生活も頭皮環境の悪化に関わっているので、薄毛を防ぎたい場合はそちらを意識することが大切です。
もし、薄毛になったら早めに美容クリニックに足を運び、カウンセリングだけでも受けてみることをおすすめします。