ワキガを指摘されてツライ思いをしている方へ!効果的な治療法や自宅でできる対策について
「ワキガを指摘されたことがある…」「毎日お風呂に入っているのにニオイが取れない」など、ワキガで悩んでる男性は非常に多いようです。
ワキガは男女問わずに起こりうるものですが、男性は女性よりもニオイが強い傾向にあるといわれているため、コンプレックスとして抱えている男性も少なくありません。そして、そのコンプレックスを放置することは精神的にも肉体的にもプラスでないのは明白です。
そこで今回は、ワキガはなぜ引き起こされてしまうのか、なんとか対処することはできないのか、などと頭を悩ませている男性のために、その原因や対策などについて解説していきます。
ワキガの原因
まずは、ワキガの原因から解説していきます。
アポクリン汗腺の存在
私たちの身体には二つの汗腺が存在しています。そのうちの一つがアポクリン汗腺と呼ばれる汗腺です。
脇に存在しているアポクリン汗腺から分泌される汗には、水分だけではなくタンパク質やアンモニア、脂質なども含まれています。ワキガのあの独特なニオイは、こうした汗に含まれる成分と雑菌が合わさることによって発生していることがほとんどです。
生活習慣によってニオイがきつくなる
不規則な食生活、脂質の多い食事ばかりという偏った食生活などによってアポクリン汗腺は活発化しやすく、ニオイもきつくなる傾向にあります。しかし、規則正しい生活や、健康的な食生活を送ることで、嫌なニオイの軽減をできる場合があるでしょう。
遺伝やホルモンバランスの乱れが原因になることも
アポクリン汗腺は誰もが持つ汗腺ですが、この汗腺から汗が分泌されなければ臭うことはありません。
このアポクリン汗腺が活発化したり、アポクリン汗腺から汗が分泌される原因には、「遺伝」「ホルモンバランスの乱れ」なども挙げられます。特に、遺伝の場合は自力での改善が難しいケースも多いため、専門機関での治療を検討しましょう。
ワキガの治療方法とは
コンプレックスの一つにもなるワキガですが、治療にはどのような種類が存在するのでしょうか。具体的な治療方法について迫っていきましょう。
飲み薬、外用薬の使用
比較的手軽な治療が「飲み薬」「塗り薬」による治療です。
軽度の症状のワキガ患者に対して処方されるもので、ニオイを抑える効果があります。ただ、飲み薬の場合は服用をストップしてしまうとワキガが再発してしまうことが多いので、根本的な改善にはならない治療法といえるでしょう。
手術
根本的に改善したい、重度のワキガを改善したい、という方に適しているのが手術です。ただ、一口に手術といってもその種類はさまざま。
切開して医師の手で丁寧にアポクリン汗腺を取り除いていくものや、細い管を通しアポクリン汗腺を吸引するもの、レーザーによる治療などが存在します。自分の理想の効果や術後の状態を医師に伝え、カウンセリングを受けたうえで適切な手術を決定しましょう。
ボトックス注射
手術をするほどではない、という軽度から中度程度のワキガであれば、ボトックス注射で改善が可能です。
わきの下に直接注射をするという治療方法ですが、ワキガのほかにも多汗症の改善として効果を期待することができます。ただ、再発する可能性もあるので重度のワキガ体質の方には向いていません。
電気凝固法
毛穴に電気針を当ててアポクリン汗腺を破壊するという治療方法です。
麻酔をおこなわないことが多いため、治療中はチクチクとした痛みを伴うことがほとんど。また、毛穴へのダメージによって脱毛効果を促し、脇毛が減少してしまうというリスクがあります。
ニオイを抑えるための工夫
周囲からワキガのニオイを指摘されないためにも、ニオイを抑える工夫が大切です。とにもかくにも、脇周辺を清潔に保ちましょう。これだけでも、かなりニオイが軽減されます。
そこへ市販のニオイを抑えるクリームや消臭スプレー、制汗剤などを使用すれば、軽度の場合、ニオイが気にならなくなるでしょう。
または、ライフスタイルを見直しも大切です。食生活、睡眠時間、ストレスなどによってワキガを発症している場合、改善することがあります。
そのほか、制汗剤と汗のニオイできつく感じてしまうという方は、ウエットティッシュなどでこまめに汗を拭いていただくと清潔に保ててニオイの軽減につながるでしょう。
おわりに
ワキガの悩みはなかなか簡単には改善できません。そのため、どうしても改善が難しい場合には専門機関で治療を受けたり、手術を受けたりして適切に対処することが大切です。
自分にあった治療法や手術方法などをチェックし、信頼できる専門機関でカウンセリングを受けてみてください。